集団主義と個人主義
こんにちは
今日はドイツと日本のおける考え方の大きな違いについて
書いていこうと思います。
ドイツ人と日本人は似ているところがかなりあると思います。
勤勉であるところや、時間に忠実であるところ、綺麗好きであるところ
などなど、
しかし、決定的な違いがあります。
個人主義である事です。
これは、ヨーロッパのほとんどの国で当てはまる事だと思いますが、
ドイツはグループよりも個人を大切にします。
自分の事は自分でやる、何かがあったら自分のせい、自分で考えて正しいと思ったことはやるといったことです。
一方、日本は集団主義です。個人よりも集団を大切にします。
よく、例として挙げられるのが、車が来ていないとき赤信号で止まるかどうか問題ですね。
欧米の人たちは、車が来てなかったら信号が赤でも基本的には渡ります。
一方、日本人は信号が赤だったら車が来ていなくてもしっかりと止まるというのが一般的であると思います。
これは、日本と欧米で考え方が違うという事実を如実に表していると思います。
欧米では、安全なら渡るといったシンプルな考え方であるのに対し、
日本ではさらに考え方が加わります。
「赤で渡ったら、グループが作ったルールをぶち壊すことになる。例え安全だとしてもルールを遵守して止まるべきである」
常にグループ、集団を大事にすることが頭の中にあるため、こういった行動が生まれるのでしょう
さて、ドイツは個人主義であるのですが、最近新しい留学生がきて
そう感じることが多くなってきました。
先日、留学生たちとパブに行ったのですが、留学生達は、飲みまくってべろんべろん。
途中、一人留学生がトイレに行きました。
何分経っても帰ってこず、トイレをチェックしに行ったところ、トイレは空室でした。
M君行方不明です。日本到着3日目にして行方不明。
彼はインターネットを持っていなかったし、ここらの地理にも詳しくない、かなり焦りました。
探そうとしたところ、他の留学生が
「日本では、グループのなかで一人どっかいっちゃたりすると心配するって読んだし、その気持ちは分かる。
でも、こういう事はヨーロッパでは普通なんだよ。急にだれかいなくなって、どっか公園とかで寝て次の日に帰ってくるとか
一人どっかいっちゃてもそれぞれindependentだから、気にしない。どっかいったやつはどっかいったやつで何とかするし、おれたちはおれたちで楽しむんだ」
はっ、とさせられました。
普段、無意識に考え行動している事が、グループを大切にする考え方に由来しているのだなと改めて感じさせられました。
他の国に住む人との会話は様々な気づきを与えてくれます。
毎日新しい発見です。
日本をより理解していく中で、日本という国の、ユニークさ、素晴らしさを感じています。
もちろん、良い点ばかりではなく悪い点もあります。それは、他の国も同じことで、それぞれの国に良い点もあれば、悪い点もかならず存在します。
このブログでは、良い点を中心に語ってしまうかもしれませんが、(笑)
引き続き読んでいただけたら嬉しいです!
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